2022年12月16日に公開された劇場版『Dr.コトー診療所』
本作は、2006年にドラマが放映されて以来、実に16年ぶりの新作として話題になりました。
そんな「Dr.コトー診療所」ですが、ラストで先生がどうなったのかについて議論を呼んでます。
なんでも最後のシーン「子を抱き上げるコトーの姿」で、先生は死んだのではないかといった声が…。
そこで、今回は、
『映画ドクターコトー診療所のラストで先生は失明して死亡?最後の結末をネタバレ考察!(劇場版)』
を取り上げてみたいと思います。
【この記事でわかること】
・映画“Dr.コトー診療所”を見た人はどう解釈したか(ネタバレ考察)
・映画“Dr.コトー診療所”のラストで先生はどうなったか(結論)
・“Dr.コトー診療所”の新作について
映画“Dr.コトー診療所”のラストを見た人はどう解釈した?結末のネタバレ考察!
※ここでは劇場版「Dr.コトー診療所」のネタバレ考察を行います。
“Dr.コトー診療所”のラストと考察まとめ
【劇場版「Dr.コトー診療所」ラストダイジェスト】
・映画終盤、美登里の手術を終えたコト―は妻・彩佳の下で倒れる
・台風が去り、志木那島に再び平穏が訪れる
・場面が変わり、彩佳とその子どもを抱き上げるコト―の姿を映し出して終わる…。
では、このラストに、どのような解釈が生まれているのでしょうか。
調査の結果、以下の3点が候補として挙がりました。
【劇場版「Dr.コトー診療所」ラストの考察まとめ】
・(死亡説)コト―が朝の光に包まれて彩佳のベットで力尽きた時に死んだように見える
・(失明説)最後にコト―が子供を抱き上げるシーンで目が合っていない
・(夢オチ説)子供と触れ合うシーンは実はコト―(か他の誰かが)見た夢(願望)ではないのか
では、これらをもう少し詳しく見ていきましょう。
考察その2 死亡説
「あの時真っ白になって力尽きていたコトー、
切迫早産のままベッドに横たわっていたあやかの処置は誰がしたのか?
退学した医大に戻ることは可能なのか?
おぼっちゃま研修医があの修羅場で考えを改めて離島の診療所に残ったのはまぁあり得なくはない(タケヒロが戻るまでの間)
そしてとても気になったのが、数年後の映像全体が(うまく説明できないのですが)不自然にキラキラとした光が当たっていて、フィルター越しにみているような現実感のない映像だったこと」
引用元:Yahoo!知恵袋
上記のように、死亡説を信じている人は、意外に多かったです。
理由としては、コト―先生が生きていたら、おかしいと思うことが色々出てくるようですね。
たとえば、ハントが先生の自転車に乗っていた、コトーが赤ちゃん以外の島民に会っている描写がない、など。
3つ目の「夢落ち説」と若干かぶる部分があるかもしれません。
考察その2 失明説
「コトー先生は生きてるけど失明したんだと思いました。
島に残りこれからも島の人たちとあやかと子供と生きていくんだと。
ドラマで終わりで良かったな…と思ってます。
たけひろが医者になり島に戻ってきてコトー先生のあとを継ぐっていうストーリーを想像してきたので。
映画は観たことを忘れたいです
りかさんやミナちゃんの幸せな報告は良かったのですが…」引用元:Yahoo!知恵袋
映画の前半で、コト―は「急性骨髄性白血病」であることが明かされます。
そして後半、病気の身で、肉体を酷使しながら患者と向き合った結果、後遺症として失明したのではないか。
そんな意見がありました。
考察その3 夢オチ説
「自分は夢の中だと思いました。
理由は以下
・赤ちゃんが歩いた時、周囲の人が驚いた表情をしてたと思います。
おそらく初めて歩いたと思いますが、初めてであの距離を歩けるのか?
・タケヒロの大学復学ですが、復学条件はほとんどが退学してから2年~4年以内らしいです。
退学したのが22歳で復学したのが29歳。7年も空いてるのに復学できるのか?
・赤ちゃんが歩いたことから約1年後になると思いますが、1年で働けるまで回復するのか?
・ラストはキラキラしててまるで夢の中のような演出
これらの事から訪れるはずだった幸せの未来ではないかと思いました」引用元:Yahoo!知恵袋
死亡説と内容がリンクしますが、コト―が死んで、ラストシーンは誰かの夢だったのではという意見ですね。
島の人たちが、ラストにコト―と接触していない点が、上記の説を裏付けているようです。
では、これらの考察が一体どれくらい正しいのか、徹底調査してみたいと思います!
映画“Dr.コトー診療所”のラストで先生は失明して死亡したの?(劇場版)
“コトー先生死亡説”は本当?
結論を先に言うと、劇場版“Dr.コトー診療所”のラストでコトー先生は死んでいません。
なぜなら、原作者自身が否定しているから。
実際の記事を見てみると、
引用元: 週刊女性PRIME
映画をみた人へのメッセージとして「明言しますが、コトー先生は死んでいません!」と記載されています。
なので、“コトー先生死亡説”は正しくないことがわかりました。
また、死亡説を否定する点として、
・彩佳さんの両親が洗濯物を干す場面で、先生の黄色いシャツが干してあった
・子供を抱きあげるシーンで、先生の足元を映している(幽霊ではないことの表現)
・ラストの島民がみんなの笑顔だった(死んでいたら笑顔にならない)
が挙げられます。
上記のような要因を考え合わせると、やはりコト―生存説の方が有力だと、筆者も思います。
先生が生きているなら、必然的に考察3の「夢オチ説」も正しくない、ということになりますね。
では、失明説はどうなのか?以下で見ていきたいと思います。
“コトー先生失明説”は本当?
白血病から失明に至る例は、実際にあるようです。
なので、失明説は大いに可能性があると言えます。
たとえば、アメリカの医学サイト「National Library of Medicine」に掲載の論文を見ると、
上記のように、白血病から合併症を併発し、失明に至った例もあるとのこと。
なので、劇場版の先生も、島民のために病を押して看病に当たった後遺症として、視力を失った可能性があります。
そう考えると、赤ちゃんを抱きかかえるシーンの不自然な目線の説明がつくと思います。
映画の演出自体、含みを持たせるラストにしたかった、という部分もあったのではないでしょうか。
なんにせよ、先生が生きていて良かったですよね。
“Dr.コトー診療所”の新作が出るってホント!?原作者がまさかのネタバレ!(漫画版)
なんと原作者によると、Dr.コトー診療所には、新作の構想があるようです。
その名も、『Dr.コトー診療所 ゼロ』
なので、新作の劇場版もあるかもしれないですね!
実際に、原作者の発言を見てみると、
引用元: 週刊女性PRIME
島に赴任するまえの3年間を描くお話になり、映画から入った人でも楽しめる作品になるようですね。
映画版しか見ていない人は、ぜひこちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
楽しみにしたいですね!
まとめ
今回は、『映画ドクターコトー診療所のラストで先生は失明して死亡?最後の結末をネタバレ考察!(劇場版)』を特集させていただきました。
映画ドクターコトー診療所のラストは、先生は生きているものの失明してしまった可能性が高いことがわかりました。
死亡説については原作者自身が完全に否定していますから、信ぴょう性があると言えるでしょう。
とはいえ、映画はラストがバタバタとしていて、詰めこみ過ぎ、との意見もあります。
なので、演出上の問題というよりも、技術的な問題で理解できなかった人もいるかもしれないですね。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!